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子育てエコホームの予算消化率で住宅業界の厳しさを感じる。

2024.12.20

予算を消化しなかったのは、はじめて見たかも

エスケイ住宅販売の白川です。
全国的に「建売氷河期」などと言われているのをご存じのかたもいらっしゃるかもしれませんが、補助金の「子育てエコホーム支援事業」の予算の消化を見ていても、そんなふうに感じるところがあります。子育てエコホーム支援事業は、分譲住宅だけでなく新築の注文住宅も該当になっているので、住宅業界全般、大変厳しい世の中なのかもしれません。

子育てエコホームの前は、たしか「こどもエコすまい支援事業」。その前は「こどもみらい住宅支援事業」というのがあったと思います。さかのぼれば、なんだかんだの補助金やポイントなどがあったわけなのですが、受付の締め切り10日前で、あと予算が13%もあるという状態は今までなかったのではないかと思います。こどもエコすまい支援事業も、こどもみらい住宅支援事業も、9月~11月頃には予算を消化し、期日前に早く終わったなあと思った記憶があります。

タマホームさんの業績からも感じる危機感

こちらもニュースなどで話題になっているので、ご存じのかたも多いかもしれませんが、キムタクさんのCMでおなじみのタマホームさんの決算も話題です。37億円の赤字と聞いても、ひとり零細企業のわたしにはピンとこないのですが、おおよその建物単価で割ってみても、かなりの販売棟数が減っていることがよくわかります。資材建材の価格高騰などで、ローコストとはいえ注文住宅が今までのように手に届きづらく感じてきているのかもしれません。

分譲住宅はどうなっていくのか

ただ、タマホームさんも分譲住宅のほうは業績を伸ばしていると、これもニュースで見ました。カバヤさんなんかも、分譲数が伸びていると思いますし、飯田グループさんなんかは、相変わらずどんどん建物を建てています。県外からもフラワーホームさんや、トーシン住宅さん、ケイアイプランニングさん、よかタウンさんなどが出店し、岡山は建売分譲住宅に恵まれたエリアだと思います。ハウスメーカーさんなんかも、分譲を増やしたり、規格住宅を提案するなど、コストを意識した商品を提案したりしてきています。

わたしも建売分譲の仲介を生業にしているわけなのですが、俯瞰してみて今期の決算期がどうなるのかは、とても興味深いものです。当社の業績にもかかわってくるので、他人事ではないのですが、今期の各ビルダーさんの決算次第では、業者として来年以降、色々と考えていかなければならないフェーズなのかもしれません。

4月以降は、各金融機関の金利も必ずあがります。そういった意味でも今から準備しておく必要があると思っています。お客さま(購入検討者)としても、もしここ数年で住宅の購入を検討していかれる場合は、とても決めづらいと思います。価格もそうですし、金利もそうですし、社会保険料や税金面でもどうなるかわかりません。103万円の壁というのが見直されるとしたら、住宅ローンにもいい影響があると思いますが、ほんとに将来が読みずらい時代です。とはいえ、まだまだ低金利ではありますし、分譲住宅も値上がりしていますが注文住宅ほどではなく、値上がりを加味してデザインに力をいれたり、設備のグレードを上げたりと各社さんの工夫を感じることができます。

そういった面では、分譲住宅の中でも選択肢が増えて、自分たちにあったマイホームを探しやすくなってきているのかもしれません。

 

 

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