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住宅ローン審査で否決(借入できない)になってしまう原因と対処法を解説します!

2021.03.29

「住宅ローン審査通るかな…。」

住宅ローン審査前は不安ですよね。

新築一戸建ての購入を検討していく中で、住宅ローンの審査が不安になることがあると思います。

住宅ローンの審査において、万が一否決(借入できない)になってしまった場合、金融機関は原因を教えてくれません。

ただし、原因としてはいくつかのパターンで考えることができます。

この原因を突き止めていくことで、解決できることもあり、再挑戦することで住宅ローン審査を攻略することができることがあります。

今回は、住宅ローン審査に落ちてしまう原因と、解決策をそれぞれ考えていきましょう。

住宅ローン審査で否決(落ちてしまう)になる原因

今回は、住宅ローンの申込要件を満たしている場合で、住宅ローン審査で否決になるケースを解説していきます。住宅ローンの申し込み要件は、各金融機関により異なりますが、大枠は大体同じですので、事前審査の解説もご参照ください。

住宅ローンの事前審査前にしておくべき一般的なチェック項目6つを解説します!

住宅ローンで否決になる原因で一番多いのは、個人信用情報です。そのほかにも勤務年数や年収、勤務先などの属性や、物件自体が銀行の要件に当てはまらない、などが原因の場合もあります。

それぞれ解説していきます。

個人信用情報が原因で落ちる場合

個人信用情報には、いくつか種類がありますが、代表的な個人信用情報は、CICやJICC、全銀協といった信用情報機関があります。

この、個人信用情報には、クレジットカードや割賦契約などの契約情報や支払い状況が記載されています。

金融機関は、この個人信用情報を参考に、現在のお借入状況や、返済状況をもとに審査をします。

個人信用情報をご自身で調べてみたいという方は

■指定信用情報機関のCIC(参考)
https://www.cic.co.jp/

■指定信用情報機関のJICC日本信用情報機構(参考)
https://www.jicc.co.jp/

代表的なこちらを確認してみてください。

個人信用情報で落ちる原因は、借入が多く返済比率に収まらない場合、もしくは、返済の遅れが頻繁にある異動情報(一般的に3ヶ月間連続して支払いがない場合に登録されます)がある場合です。

異動情報が一番やっかいで、異動情報が消えた(通常完済から5年間)状態になるまでは、住宅ローンは大変厳しいと思った方が良いです。

ただし、異動になっている借入元が、携帯電話や、奨学金の場合は、相談できる金融機関もありますので、内容次第では住宅ローンのお借入れができることもあります。

個人信用情報での解決策

■借入れ等が多く返済比率が原因の場合

  • 既存借入の一括返済をする
  • 借換(おまとめローン)を利用して返済比率に収める
  • 夫婦や親子で収入合算する
  • 借入金が減るまで待つ

■返済に遅れがある場合

  • 個人信用情報を取寄せて状況を把握したうえで相談する(遅れがあった年月や、遅れた原因を詳細に説明できるようにしておく)
  • 遅れがあった借入(クレジットカード)の一括返済や解約をする
  • 返済遅れの情報が消えるまで待つ(※契約中の場合は過去2年間、解約済みの場合は解約から5年間、信用情報に記載があります。)

■異動がある場合

  • 携帯電話や奨学金が原因の場合、個人信用情報を取寄せて状況を把握する(遅れがあった年月や、遅れた原因を詳細に説明できるようにしておく)
  • 異動情報が消えるのを待つ(完済から5年間)

■消費者金融での借入がある(または、過去あった)場合

返済比率や返済状況に問題はないけど、消費者金融でお借入れがある場合、住宅ローン審査で落ちてしまうケースがあります。

金融機関では消費者金融での借入履歴はマイナスポイントではありますが、もちろん全てがダメと言うわけではありません。

現在、消費者金融でお借入れがあり返済比率を圧迫している、延滞履歴があるなどの場合は、上記の解決策と同じですが、都市銀行さんの場合は、現在の借入残高が0円だったり、既に解約済みでも、過去に契約していたことがあるだけで否決になるケースがあります。

現在の年収がかなり増加している、公務員などの安定した職種についている場合などはおおめにみてもらえる場合もあります。

  • 完済済みの場合は、地方銀行や信用金庫、フラット35などで検討する
  • 現在お借入中の場合は、一括返済または、おまとめローンを検討する

属性が原因で落ちる場合

属性とは、あなたの年齢、年収、勤務年数、勤務先、預貯金、家族構成などのことです。

この「属性」によって審査に落ちてしまうこともあれば、プラスになるポイントもあるので理解しておきましょう。

■属性が原因で落ちてしまうケース

  • 年齢が高く完済年齢までの期間で35年ローンが組めない為、返済比率が高い上に退職金を見込めないなどの場合
  • 勤務年数が短く年収が一定以下の場合
  • 金融機関と勤務先が取引先で、勤務先の業績が悪い
  • 会社が親族経営で決算が赤字
  • 会社勤めであるが保険証が国民健康保険
  • 申込人が奥様のみ

などが挙げられます。

親族の経営する会社にお勤めの場合では、別途決算書が必要になり、ご本人が年収をそれなりに頂いていたとしても、社会保険に加入していない場合や、会社が赤字決算の場合は審査が厳しくなる場合があります。

また、最近では奥様単独でもOKになっている金融機関もありますが、奥様のみで申込をする場合は、旦那様の属性や、個人信用情報に疑問をもたれることがあります。

反対に、属性によってプラスになることもあります。

  • 金融機関と勤務先が取引先で業績が良い
  • 配偶者が公務員や、国家資格をもっているなど
  • 親が公務員など安定した職業で現役である
  • 預貯金などの蓄えがしっかりある

などです。

ただし、申込要件にあてはまっていれば、本人の属性はそんなに気にすることでもありませんが、配偶者や両親の属性が金融機関によっては大きくプラスになることもありますので是非知っておいてください。

物件が原因の場合

新築一戸建ての場合は、ほぼ当てはまりませんが、金融機関の担保評価が借入額に合わない場合は借入不可もしくは、減額等になる場合があります。

経験談ですが、新築一戸建てのお客様で、個人情報や属性では何も問題なく、事前審査は承認になりましたが、本申込の際、売買契約書の土地と建物の内訳で金融機関の担保評価の基準を外れていたことが原因で、保証料が上がったといったことがありました。

これは滅多にないことですが、新築一戸建ての場合、売買金額や消費税の関係で建物代金が実勢価格とかけ離れてすごく安くなるケースがあります。

その場合、担保評価の基準とずれることになりますので、保証料が上がったということですが、金融機関を変えることで解決しました。

まとめ

住宅ローンの審査で落ちてしまう原因のほとんどは、個人信用情報(借入状況・お支払い状況)か返済比率の2パターンです。

住宅ローンで大事なことは戦略をいかに練るかです。もし、たちまちだめな場合でも、今後チャンスは訪れます。

また、現状では返済比率に収まらない、個人信用情報でマイナスポイントがある、などの場合でも、属性でカバーできたり金利は高くなるけど、審査基準を緩和している金融機関もあります。

もし、「住宅ローン審査におちてしまった」という場合は、まずは原因を把握することが何よりも大切です。

現在住宅ローン審査でお借入ができなかったとしても、諦めることはありませんし、「異動などで5年間はキビシイ」といった状況でも今後のために作戦を練ることで、次のチャンスに生かせると思います。一番してはいけないことは、複数の金融機関に数打てば当たる作戦です。

ぜひ参考にしてみてください。

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